O111とO157の違いは何?症状や潜在期間を分かりやすく見てみる

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とあるテレビ番組を見て思い出した、5年前の食中毒事件。
かつて存在していた株式会社フーズ・フォーラスが起こした、ユッケ集団食中毒事件です。
子供を含む5人の犠牲者を出し廃業にまで追いやった菌・O111
よくO157と混同してしまいそうになるこの菌ですが、一体何が違うのでしょうか?

そこで今回は、O111について見ていこうと思います。

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O111とO157の違いは?

よく検索されるのが「O111とO157の違い」
似たような名前ですが、何が違うのでしょうか?
先に一言で結論を言ってしまうと、「毒性の強さ」が大きな違いとなってきます。

大腸菌の表面にはいくつかの抗体があります。
その中の一つに「O抗原」というものがあるのですが、大腸にはO1からO181まで番号が振られた菌が存在していることが判明しています。
この番号の振り方なのですが、見つかった順番によって決められているものなんです。
大腸菌のO157は、O抗原が157番目に見つかったものであることからそのような名前が付けられています。

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引用元:O157について

このO157ですが、大腸に中では一番多く存在している菌であり、約1/3は非病原菌であるといわれています。
同じ名前でもべん毛(H1~H56)の違いによって区別されているので、全部が有害というわけではないのです。

しかし、H7抗原とO157がくっついているものは非常に強力な毒素ができてしまいます。
普通の食中毒で騒がれているのが、この「H7抗原とO157がくっついている」大腸菌なんですね。
普通のって言ったらアレですが(´・ω・`)

それに対してO111は111番目に見つけられたO抗原であり、集団食中毒事件をきっかけに広く知られるようになった病原菌です。

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引用元:広島県

基本的にはO157とそんなに違いはないのですが、ユッケの食中毒によって尿毒症に陥った例などもあることからO157よりも強い毒性であることが話題となりました。

富山県での集団発生の事例をみてみると、感染者のおよそ4分の1が入院し、入院患者の7割以上が後に述べる溶血性尿毒症症候群(HUS)を合併した重症例ですので、通常のO111と比べて病原性が強い菌で流行が起こった可能性があります。

引用元:日本感染症学会

O111の症状や潜在期間はどのくらい?

たいていの場合は、菌を身体の中に取り入れてから2~3日後に症状が出てき始めます。
最初は腹痛や吐き気といった風邪に似た症状から始まるのですが、次第に血の混じった下痢をしたりします。

菌が口から入って、通常2~3日後に腹痛、下痢、嘔気、嘔吐、発熱などの症状がでて、その後、血が混じった下痢になります。典型例では真っ赤な色の下痢が出る場合があります。人によっては1週間以上経過してから症状があらわれる場合があります。

引用元:日本感染症学会

感染しているのかを確実に確認するためには便を調べるしか無いのですが、症状から疑わしい場合になった時にはすぐに病院で治療を受けるようにした方がいいですね。

まとめ

O111とO157の違いなどについて見ていきました。

簡単に言うと、抗原による種類もそうなのですが「毒性の強さ」によって違いが出てくるものであることが分かりました。
潜在期間は2~3日であり、長くて一週間ほどですね。

ユッケ集団食中毒事件が起きてから5年が経った今でも、元社長と元役員を書類送検しているというのですから長い問題となっているようです。
これを機に食の安全について見直されることとなったのは事実ですが、これから先このようなことが起こらないように注意していきたいですね。

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